リヒテンシュタイン公国で郵便サービスを手がけるPost AG(ポストAG)が実店舗で仮想通貨交換サービスを開始する計画を立てていることが14日に明らかになった。まずはビットコイン(BTC)からはじめるが、今後イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの取引も始めるそうだ。

発表によると、リヒテンシュタインの首都ファドゥーツにある郵便局で15日より法定通貨からビットコインへの交換を開始。利用者はビットコインを購入したのち、ハードウォレットを獲得できるという。

今後このサービスは全国にある郵便局で導入される見通しで、サポートする仮想通貨も増える見込み。ビットコイン(BTC)に加えて、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)も交換可能になる見通しだという。

今回のサービス提供に先駆けてポストAGは、スイスの仮想通貨サービスプロバイダーVärdex Suisse AGと提携。「仮想通貨交換業は、通常のマネー交換ビジネスとなんら変わるところがない」と述べた。

仮想通貨の弱気相場でも、スイスとリヒテンシュタインにおける仮想通貨・ブロックチェーン関連ビジネスは盛り上がりを見せている。

例えば、2018年末時点でスイスとリヒテンシュタインには750社の仮想通貨・ブロックチェーン関連企業が存在。18年9月末時点から121社、約20%増加したと報じられた