フェイスブックの子会社でリブラ専用のウォレット開発を手がけるカリブラのデービッド・マーカスCEOは、リブラは新たなマネーの創造はせず国の主権(Sovereignty)を脅かさないと発言。規制当局の懸念を払拭しようと試みた。
1/ About monetary sovereignty of Nations vs. Libra:
— David Marcus (@davidmarcus) September 16, 2019
マーカス氏は16日にツイッターで、リブラは「現存する通貨システムと共存できる改善された決済ネットワーク」であり「新たなマネーの創造はありえず、主権国家の特権であり続けるだろう」と解説した。
リブラは、米ドルやポンド、円など通貨バスケットに1対1で連動させることで、価値の安定を目指す。マーカス氏は1対1の連動が外れないようにリブラは厳しい規制の監視下に置かれるだろうと述べた。
16日にはスイスで世界の中央銀行とリブラ担当者との会合があり「ステーブルコインは危険」という声明が出されていた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版