中国の大手PCメーカー「レノボ」は、「セキュリティブロックチェーン」を使用して「物理的文書の整合性を検証」するシステムの特許を、米国特許商標庁(US PTO)に申請した。

 特許は16年8月に申請されたが、先週2月15日に公開された。

 同特許の要旨によると、文書内の「整合性シンボル」をプロセッサが識別し、「整合性マップ」へ変換した後、そのマップを物理的文書と比較して文書の整合性を確実にするという。

 このセキュリティブロックチェーンは「たとえ複数の紙コピーが存在し、複数の人物が改変に関わっていたとしても、最新で真正の物理的文書を手にすること」を確実にする、とレノボは書いている。もし物理的文書の複数の偽のコピーが存在することになっても「チェーンの中で孤立ブロックとして現れる」

 中国企業はブロックチェーン関連の特許の取得に積極的だ。例えば中国イーコマース大手のアリババは昨年、世界のブロックチェーン関連の特許出願・取得ランキングで世界一だった。

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