メッセージアプリのKik、最初のベータプロダクト「Kinit」をリリース

 カナダのメッセージングアプリ、Kikは、同社が発行したKinトークンに関連するプロダクトであるKinitの最初のベータ版をリリースした。テッククランチがこのほど報じた。Kikは昨年9月にKinトークンを使ったイニシャル・コイン・オファリング(ICO)により1億ドルを調達している。

  KinトークンによるICOは昨年9月に締め切られ、117ヵ国から1万人以上が参加し、約1億ドルを調達した。当初、Kik社は1億2500万ドルの調達を目指していた。

 Kinitはウォレットアプリで、ユーザーはトークンを獲得、保管、使用することができる。ユーザーはクイズに答えたり、インタラクティブなビデオを見ることでKinトークンを入手することができる。Kinトークンで小売店のギフトカードと交換したり、Kinit内のトークンを相互に交換することができる。KInのコミュニケーション担当副社長は、今回のサービスリリースについて次のようにコメントしている。

「Kinitは、Kin専用のはじめてのアプリだ。Kinitの目標は、Kinをより多くの消費者の手に渡るようにすることだ。これは楽しく魅力的な体験を通じ、仮想通貨を本当に消費者フレンドリーなものにするための重要なステップだ。実際のユーザーの行動に基づいて修正していく予定だ」

 Kinはイーサリアムブロックチェーンに基づくERC20トークンであり、トランザクションスピードを高めるためステラネットワーク上に置かされている。テッククランチによると、KikはKinエコスシステムサイトを通じたトークンの開発に約300万ドルを投じたという。Kinitアプリは一般的なユーザーにこのツールを採用させるための最初の試みとなる。

 Kikは今年3月、ゲーム業界を通じたKinトークンの採用に向けて、Unityテクノロジーズとの提携を発表した。キックの開発したゲーム専用ソフトウェア開発キット(SDK)を使えば、ゲーム内にトークンを導入できる。キックは、まず独自通貨KinのゲームSDKをUnityの提携パートナーにベータテストしてもらい、その後Unityのアセットストア上でゲーム開発者向けに提供する計画だ。