カナダのチャットアプリ「キック」のテッド・リビングストンCEOは、「手元に1ドル残らなくなるまで」SEC(米証券取引委員会)と戦い続けると宣言した。25日のグローバル・ニュースが報じた。

2017年、キックは独自仮想通貨キンを使ってイニシャル・コイン・オファリン(ICO)で1億ドルを調達した。SECはキンを未登録証券であるとして訴追。一方、リビングストンCEOは、キンは証券ではなく、アプリで使われる「ユーティリティートークン」と主張している。

また、同CEOは、キックがカナダの企業であるため、SECの管轄ではないことも主張している。

「我々は戦い続けなければならない。我々の手元に1ドルも残らなくなるまで、誰もいなくなるまで、どんなに困難であっても進み続けるしかない」とリビングストンCEOは発言した。

キックは24日、19名の人員削減、独自仮想通貨「キン(Kin)」購入者の増加に注力することを発表していた。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版