韓国のハイテク大手Kakaoのブロックチェーンプロジェクトであるクレイトン(Klaytn)は、NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)と提携し、ノンファンジブルトークン(NFT)分野にサービスを拡大させる。

クレイトンは、Kakaoのブロックチェーン子会社であるグラウンドXによって開発されたスマートコントラクトプラットフォームだ。

コリア・ヘラルドの報道によれば、クレイトンは独自のNFTを開発し、6月末までにオープンシーで提供する予定だ。

NFTを巡っては有名人によるコラボレーションや高額での落札など、新たなテクノロジートレンドとして注目を集めている。NFTテクノロジーは多くのユースケースに適用されるが、最近の議論や投資の文脈では、主にアーティストのデジタルメディアの可能性が追及されている。

オープンシーは、NFTマーケットプレイスとして急成長している場所の1つだ。3月の取引高は1億ドルと報告されており、1月の800万ドルから1150%の増加だ。

クレイトンのブロックチェーンは2019年に立ち上げられ、LGエレクトロニクス、バイナンス、フィリピンのユニオンバンクなどのパートナー企業で構成されるコミュニティによって運営されている。

グラウンドXのジェイソン・ハンCEOは、オープンシーとのパートナーシップにより、クレイトンのコミュニティがより幅広い選択肢を持てるようになると述べている。

「オープンシーでのクレイトンのサポートは、私たちのエコシステムにはるかに幅広いオーディエンスと対話する機会を提供する。クレイトンで興味深いデジタル資産をさらに深掘りすることを楽しみにしている」と、ハン氏は述べている。

イーサリアムユーザーがMetaMaskのブラウザ拡張機能を使用するのと同じように、クレイトンのユーザーは「Kaikas」と呼ばれる独自の専用プラグインを使用してオープンシーを使用できる。

オープンシーのデヴィン・フィンザーCEOは、クレイトンのNFT製品がメインストリームからの注目を集めるため、オープンシーが協力できるだろうと語っている。

「クレイトンのブロックチェーンとその成長するNFTコミュニティをサポートすることで、主流のオーディエンスでさえクレイトンのユニークなデジタルアイテムや商品を体験できるブロックチェーンスペースが強化されると考えている」