「1週間以内に」仮想通貨ビットコイン創設者のサトシ・ナカモトの正体を明かす。

24日付のブルームバーグでこのように話したのは、ウィルス対策ソフト「マカフィー」創業者のジョン・マカフィー氏だ。しかし、早くもプランを変更をするようだ。

ブルームバーグの記事が配信された直後、マカフィー氏はツイッターで、サトシ・ナカモトの正体を明かせば自身の米国への身柄引き渡しに影響が出るかもしれないと発言。「そのリスクは取れないから、(正体を明かすのは)もう少し待つ」と述べ、弁護士からの手紙を添付した。

弁護士は手紙の中で、サトシ・ナカモトの正体を明かさないようにアドバイス。マカフィーに対する訴訟が発生する可能性があることなどを指摘した。

ブルームバーグも、最初の記事配信の約1時間30分後、次のように記事に加筆をした。

「発表のタイミングが分からなくなった。以前はブルームバーグに『1週間以内に』ナカモトの正体を明かすと話していたが、そのプランから後ずさりした」

マカフィー氏は現在、8年間税金を納めてこなかったことから米政府に訴追されるのを恐れて、西インド諸島バハマ付近の海の上で生活を送っている。先日、2020年の米大統領選に海の上から出馬を表明することを明かした

24日のマカフィー氏は、ツイートの中で、米政府からバハマに対して身柄引き渡し要求がすぐに出ることになっており、サトシ・ナカモトの正体を明かせば、裁判に影響がでると述べた