日本のSBIバーチャル・カレンシーズは先月27日、今年初旬に予定していた仮想通貨の取引開始を延期すると発表した。セキュリティーの強化が目的だ。
「当社では、一層の安全性が望まれている仮想通貨交換業者の利用者保全において、セキュリティ対策や預り資産の管理方法、顧客管理態勢のさらなる強化に、一定の時間を要すると判断いたしました」と声明を出した。
この決定は、1月26日に仮想通貨取引所のコインチェックで起きた560億円相当のネム(XEM)不正出金事件を受けての措置と見られる。
SBIバーチャル・カレンシーズは2017年12月、中国などアジア全域で仮想通貨関連事業を展開するフオビー(Huobi)と提携で合意したと発表している。