決済プロセッサーのスクエア(Square)は、販売者向けにビットコイン(BTC)決済機能を導入した。店舗側はオプトイン方式で参加し、スクエアのPOSシステムを通じてビットコイン決済を受け入れることができる。

スクエアを所有するブロック(Block)の共同創業者ジャック・ドーシー氏はXに投稿し、新機能の概要を説明した。これにより、加盟店は「ビットコインからビットコイン」「ビットコインから法定通貨」「法定通貨からビットコイン」「法定通貨から法定通貨」の支払いを受けられるとしている。

同時に、スクエアのアカウントエグゼクティブであるジェイコブ・シミク氏は、ビットコイン決済は現時点では店頭およびPOS端末での取引に限られていると述べた。そのうえで、オンライン決済や請求書機能にも対応する計画があり、今後のアップデートを予告した。

また、2027年まで決済手数料は無料とし、その後は1%の手数料を設定する予定だと改めて説明した。比較として、クレジットカード決済手数料は通常1.5〜4%程度とされる。

Source: Square

スクエアは10月、販売者が日々のカード売上の一部をビットコインに自動変換できる機能を導入しており、今回の決済機能とともに「スクエア・ビットコイン(Square Bitcoin)」という包括的な決済・ウォレットソリューションの一環を成している。同社は当初、このサービスを2026年までに段階的に展開する計画を示していた。

利用開始の報告が相次ぐ

スクエアによると、同社のサービスは米国、フランス、英国、日本など8カ国で400万以上の加盟店が利用している。

すでに複数のXユーザーがビットコイン決済機能を利用したと報告している。ビットコインおよび法定通貨決済プラットフォーム「ザップライト(Zaprite)」の事業開発責任者パーカー・ルイス氏は、テキサス州のコーヒーロースター「メディチ(Medici)」で実際にこの機能を使いコーヒーを購入したと述べた。

「メディチ、スクエア、そしてビットコインで営業を開始したすべてのスクエア加盟店にとって素晴らしい日だ。ビットコイナーは地元のスクエア加盟店を支援してほしい」と述べた。

テック企業シチズンX(CitizenX)の最高マーケティング責任者ケイティ・アナニナ氏も、同じ店舗で初めてビットコイン決済を行ったと報告した。

「私たちの多くは、販売者にBTC決済を導入してもらおうと長年努力してきたが、本当に大変だった」と彼女は別の投稿で述べた。

「これまでは、事業主本人に“オレンジピル”を飲ませて、つまりビットコインの考え方に共感し、ビットコイナーとして参加してもらうところまで説得しなければならなかった。今日のスクエアの動きはまさに伝説的で、参入のハードルを劇的に下げた。すばらしいことだ。」

7月のユーガブ(YouGov)調査では、米国と英国の1000人の回答者のうち37%が「仮想通貨と人工知能の主な用途は決済」と答えた。

ビットコイン決済対応店舗を示す地図も公開

ドーシー氏はまた、ブロック傘下の個人間決済サービス「キャッシュアプリ(Cash App)」のプロダクトデザイン責任者による投稿を共有し、世界中のビットコイン決済対応店舗を表示するマップの公開を発表した。

Source: Jack Dorsey

「地元のスクエア加盟店にビットコイン決済を導入するよう勧めてほしい。販売手数料はゼロだ。さらに、ビットコインとして保持するよう説得すれば、ドルの価値下落への備えにもなる」とドーシー氏は述べた。

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