ジャック・ドーシー氏が共同創業した決済会社ブロックは1月30日、1000人以上の従業員を解雇した。ビジネス・インサイダーが報じた

報道によると、ブロックは1日で「多くのチームメンバー」を解雇し、運営を効率化したと言う。1000人という数字は同社の従業員の約10%に当たる。

ドーシー氏はブロックの従業員へのメモの中で、「あいまいに解雇を遅らせるよりも、一度に解雇するほうが、個人にも会社にも公平だと考えた」と述べている。また、「行動を起こす必要があるとわかったとき、いつまでも先延ばしにせず、すぐに行動したい」との見解を示した。

ブロックの元従業員数人がLinkedInに別れのメッセージを投稿した。同社で2023年3月から内部モビリティマネージャーを務めていたシャイナ・ブルック氏は、次のように述べた。

「私が驚いたって? いや、全く驚いていないよ。会社は昨年末に解雇があると告知していたからね。もちろん、私と私のチームがリストラ対象にならないことを願っていたけれど、リストラ対象者になってしまったよ。」

この人員削減は、ブロック社がセルフ・カストディ型のビットコイン(BTC)ウォレットの発表を行った約2ヶ月後に行われた。同社は2023年第3四半期に56億2000万ドルの収益を報告し、ビットコイン保有によって4400万ドルの利益を計上している。過去3ヶ月間に、米国の主要企業である資産管理会社ブラックロック、ライブストリーミングプラットフォームのTwitch、ペイパルなどが同様の人員削減を発表している。