イスラエル政府は、パレスチナのガザ地区に拠点を置くイスラム原理主義組織「ハマス」と関係する仮想通貨ウォレットを押収した。

仮想通貨取引所アル・ムダハドゥンでは、ハマスのリーダーと関連する12のアカウントが使用されていたという。イスラエル政府はこれらがテロ活動の資金に提供されていたと指摘する。タイムズ・オブ・イスラエルによれば、イスラエル国防省はアル・ムタハドゥンが「年間数千万ドルの資金を移転させ」、ハマスの軍事部門を支援していたと述べている。

どれほどの仮想通貨が押収されたのか、どのような仮想通貨が使われていたのか、その詳細は明らかではないが、イスラエル当局は仮想通貨で「数千万ドル」相当をハマスが資金移転していたと考えている。

2019年からイスラエルがハマスへの制裁を強める中、ハマスは仮想通貨による寄付受入れを行ってきている

昨年7月にイスラエル国防省はハマス関連の仮想通貨アカウントを差し押さえている。この時にはビットコイン(BTC)、テザー(USDT)、イーサ(ETH)、ドージコイン(DOGE)、リップル(XRP)、バイナンスコイン(BNB)、Zキャッシュ(ZEC)、ライトコイン(LTC)などが押収されている。