機関投資家は、ビットコイン(BTC)投資商品への資金流入を続けているようだ。
コインシェアーズがまとめたデジタル資産ファンドフロー・ウィークリーレポートによれば、ビットコイン投資商品は11月8日の週に計9750万ドルの流入を記録した。ビットコイン投資商品は、先週デジタル資産投資商品に流入した資金1億5090万ドルの64.6%を占めた。さらにビットコイン商品の運用資産残高(AUM)は560億ドルとなり、過去最高を記録した。
記録的なAUMとなった週には、ビットコインは11月10日に69,000ドルの史上最高値を記録している。ただし、BTCはその後調整に直面している。
アルトコイン系の投資商品では、イーサリアムが1730万ドルと最も流入が多かった。アルトコインで2番目に多かったのはカルダノであり、1640万ドルの流入があった。これは227%の増加となる。続いて、ソラナが980万ドル、ポルカドットが520万ドル、リップルが310万ドルと続いた。
デジタル資産投資商品への流入が13週連続で続いているが、コインシェアーズは2021年後半の取引高は「抑制されたもの」になっているとも指摘している。2021年上半期の1日平均取引高は9億6000万ドルであった一方で、下半期は7億5000万ドルになっているためだ。