インドから仮想通貨取引所がまた1つ去る 規制の不透明感が要因

インドの大手仮想通貨取引所がまた1つ、仮想通貨業界を去った。

コイネックスが本日限りで取引所の運営をやめると発表。銀行からのサポートの欠如と規制の不透明感を理由にあげた。先月12日、もう1つのインドの仮想通貨取引所コイノミーが仮想通貨取引を停止すると発表したばかりだった。

昨年4月、インドの中央銀行、インド準備銀行(RBI)が民間銀行に対して仮想通貨取引を行う個人や企業へのサービス提供停止を命令。仮想通貨取引所は反発し訴訟を起こした。今年2月には、インドの最高裁判所が規制当局に対して仮想通貨に対する姿勢を明確にするよう要求。4月には、インド政府内で仮想通貨を禁止する草案が出回っているという報道も出ていた

今回、撤退を決めたコイネックスの共同創業者であるラフール・ラジ氏は、「利用者の預入金が入る銀行口座が閉鎖される中、過去14ヶ月間インドでデジタル資産のビジネスを行うことは難しかった」と心情を吐露。「インド最高裁判所へ請願書を提出する」など努力をしたものの「インド政府による仮想通貨規制の枠組みは一向に進まなかった」と批判した。

今月初めにはインドの国会議員が仮想通貨取引をした国民に最高10年の懲役刑に加えて、利益・損失の最高3倍の罰金刑を執行する法案を提出した

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