インド当局は、政府が発行するデジタル通貨に向けて邁進している。

ブルームバーグによると、インド準備銀行(RBI)のシャクティカンタ・ダス総裁はデジタルルピーへの決意を表明している。ダス氏によると、RBIは独自のデジタル通貨立ち上げる準備で「大きく前進」している。

デジタルルピーの正式なリリース日は明らかになっていないが、ダス氏は現在デジタル通貨システムの技術的および手続き的なプロトコルを調整していると述べている。

ダス氏はまた、仮想通貨に関する懸念についても表明しており、RBIのアンチ仮想通貨の姿勢を維持している。

ダス氏によると、RBIはこれらの懸念を政府当局に報告しており、今後の仮想通貨規制に影響を与える可能性がある。

インドに関しては、仮想通貨禁止が迫っていると懸念されている。報道によれば、仮想通貨投資家は新しい法律が施行された後、保有するコインを清算するために3~6ヶ月の移行期間が与えられる見込みであるという。

インドの仮想通貨禁止については、元コインベースCTOのバラジ・スリニバサン氏が、インターネットを禁止するようなものだと懸念を表明。「インドにとって1兆ドルの損失になるだろう」と指摘している。