コインベースの元最高技術責任者であるバラジ・スリニバサン氏は、インドで差し迫っている仮想通貨禁止は、インターネット禁止と同じインパクトを持ち、1兆ドル分の損失をもたらすことになると考えている。

スリニバサン氏は、The Cap Tableとのインタビューで、ビットコイン(BTC)やほかの仮想通貨の全面禁止はトレード収益が周辺のアジア市場に流出することで、インドにとって「1兆ドル」の損失に相当すると述べている。

「禁止(仮想通貨の保有、取引、マイニング、投資を禁止するインドの計画)が通過しないことが非常に重要だ。誇張ではなく、それはインドにとって1兆ドルの損失になるだろう」

先週、インド財務省の高官は、ブルームバーグに対して、インドでの仮想通貨が禁止となる可能性が非常に高く、仮想通貨保有者に仮想通貨を処分するために3~6ヶ月の移行期間を設けることになるだろうと述べている。

現在、エンジェル投資家であり起業家であるスリニバサン氏は、インドで正式に仮想通貨が禁止となれば、インドは今後5年間でそうでない場合よりも20%貧しくなる可能性があるとしている。仮想通貨の禁止は「金融のインターネット」がインドに定着するのを阻止することになると語っている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン