投資家向けの金融メディア、ラーンボンド(LearnBonds)は20日、ビットコインをはじめとした主要な仮想通貨の送金における承認時間を比較し、承認時間が短縮されたことを指摘した

調査は2019年1月から2020年1月でビットコインとイーサリアム、XRP、ビットコインSV、ビットコインキャッシュの5銘柄で実施。

一般的にビットコインの承認時間は約10分と言われているが、2019年は8分台が2ヶ月あり、今年1月(15日までで算出)は昨年のどの月よりも最も早い8.276分となった。2019年中では5月が最も早く8.421分だった。一方で、ビットコインの需要を受けて、2019年7月から12月にかけて承認時間が10分よりもわずかに遅れが生じたという。

イーサリアムは2019年中に大きな変化はなく5月が最も早く0.223秒、今年1月は0.289秒だった。

 


(出典:LearnBonds「各銘柄の承認時間」)

 

また、SWIFTとも比較されるXRPは、各ブロックチェーンの中でもトランザクションが最速で平均で0.038秒だった。

レポートではXRPとVISAも比較。XRPは1秒あたり5万トランザクションを処理するのに対し、VISAは2万4000だと指摘した。

 

 

(出典:LearnBonds「XRPとVISAの比較」)

 

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