米国証券取引委員会(SEC)がビットコインETF(上場投資信託)を承認したらビットコイン(BTC)は2万ドルを超え、拒否したら4000ドル以下まで急落する可能性があるという予測が出た。5日付けのフォーブス(Forbes)が報じた。ビットコインETFの相場に与える影響について懐疑的な見方も出ているが、フォーブスは相場が素直に反応すると見ているようだ。
フォーブスに掲載されたBitcoin Price Estimatorは、需要と供給がビットコインの価格を左右するという考えを基に作られている。需要サイドでは、アクティブ利用者数と取引量が考慮され、供給サイドは利用可能なビットコインの数が計算に入れられている。現在は、上限の2100万枚の80%がマイニングによって発行されている。
ビットコインETF拒否で4000ドルまで下がる根拠は、利用者数など需要サイドをそのまま反映させると4000ドルがフェア・プライスだからという。
利用者の増減を左右するのはニュースだ。
フォーブスは、十分な数の投資家が金のような価値保存手段や普通の通貨のような決済手段として使えると見なさない限り、仮想通貨はその有用性を証明できないと指摘。そんな中、新たな投資手段の一つとしての仮想通貨の採用数を最も増やせるのは、ビットコインETFだとみている。
現在SECは、2018年初旬に取引所Cboe BZX Exchange, Inc.を通じて申請されたビットコインETFを審査中。可否判断の締め切りは9月30日が予定されていたが、延期されている。また、8月下旬に拒否判断を下した9つのビットコイン上場投資信託(ETF)の再審査について意見を求めていたが、5日にその期限が過ぎている。
ビットコインETFは来年2月まで可否判断されないという見方も出ている。
ビットコインETFのインパクトに対する懐疑的な見方はこちら。
・「ビットコインETFよりフィデリティやバックトが大事」=仮想通貨ファンドCEO
・「ビットコインETF延期のニュースに過剰反応しすぎ」=仮想通貨ヘッジファンド・マネジャー
・SECのビットコインETF延期は悲観しなくてよい?ファンドストラットのトム・リー氏に単独インタビュー【動画あり】
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