シンガポールを拠点とする仮想通貨取引所のクーコイン(KuCoin)はシリーズAラウンドの資金調達を実施し、ベンチャーキャピタルから2000万ドル(約22億円)を調達した。クーコインが14日に発表した。
IDGキャピタル、マトリックス・パートナーズ、ネオグローバル・キャピタルの3社から調達した。クーコインは調達した資金で、自社のプラットフォーム開発やグローバル展開、顧客サポートスタッフの増員などを行うとしている。
クーコインはリリースの中で「私たちは、世界規模で指数関数的に成長しつつ、さらに重要なことは『人々の取引所』としての地位を固め、仮想通貨の世界で隠された宝石を探索する努力を続けていく」とコメントした。
ネオグローバル・キャピタルは中国のブロックチェーン・プラットフォームNEOと戦略的な提携を結んでおり、韓国の音楽プロジェクトである「Muzika」など、様々なブロックチェーンのスタートアップ企業への投資を行っている。
調査会社のレポートによれば、伝統的なベンチャーキャピタルによるブロックチェーン・仮想通貨分野への投資は拡大している。2018年第1~第3四半期にかけて投資額は約440億円にのぼり、これは前年同期比と比べて280%増という数字だ。