香港の仮想通貨取引所HKVAEXは、香港証券先物委員会(SFC)に仮想資産取引プラットフォームのライセンスを申請していないと、同取引所の広報担当者が述べた。HKVAEXがSFCライセンスを申請したとする複数の報道が誤っていると主張し、「現在申請の準備を進めている段階だ」と11月27日にコインテレグラフに語った。

HKVAEXの広報担当者は、HKVAEXはVAEXCと混同されるべきではなく、VAEXCは10月25日に香港で仮想通貨ライセンスを申請したとSFCのデータが示していると強調した。「VAEXCは別の申請者であり、我々とは何の関係もない」とは付け加えた。

香港VAEXCのライセンス申請. Source: SFC

数週間前、香港のメディアであるサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が、バイナンスがHKVAEX取引所の背後にいると報じた。SCMPの報道によると、バイナンスは香港で仮想通貨ライセンスを取得するためにHKVAEXを設立したという。さらにHKVAEXのウェブサイトはバイナンスのサーバーを利用してコンテンツを取得しているという。

仮想通貨取引所HKVAEXとバイナンスのロゴ. Source: SCMP

HKVAEXとバイナンスは、プラットフォーム間の関係についてのコインテレグラフからのコメント要請に応じていない。

SFCのデータによると、OSLデジタルセキュリティーズとハッシュキー取引所のみが、11月27日時点で仮想資産取引プラットフォーム運営者としてライセンスを取得している。2023年8月、OSLとハッシュキーは香港の新しい仮想通貨規制の下で、小売顧客に対する仮想通貨取引サービスを提供し始めた最初の取引所となった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン