デジタル資産運用のグレイスケールは、イーサリアムを除くスマートコントラクトプラットフォーム専用の新しい仮想通貨ファンド「Grayscale Smart Contract Platform Ex-Ethereum Fund」を発表した。

ファンドのティッカーシンボルは「GSCPxE」。同社にとって18番目の投資商品となる。このファンドは、7つのスマートコントラクトプラットフォームへのエクスポージャーを以下の比率で提供する予定だ。

  • カルダノ(ADA):24.63パーセント
  • ソラナ(SOL):24.27
  • アバランチ(AVAX): 16.96
  • ポルカドット(DOT): 16.16
  • ポリゴン(MATIC):9.65
  • アルゴランド(ALGO):4.27
  • ステラ(XLM):4.06パーセント

グレイスケールによると、この新ファンドは現在、適格投資家による募集を開始しているという。

新ファンドに含まれるスマートコントラクトを採用した仮想通貨は、イーサリアムよりも優れた取引速度、低コスト、高いスループット能力を提供すると主張している「イーサリアムキラー」だ。イーサリアムは分散型アプリケーションで利用はまだ圧倒的だが、DeFi(分散型金融)業界はより公平な競争の場となりつつある。DeFi Llamaによると、DeFiプロトコルにロックされた総額の55.4%強をイーサリアムが占めており、2021年1月の96%強から低下している。

Ethereum remains the largest DeFi platform by total value locked, but its dominance has eroded over the past year. Source: DeFi Llama

グレイスケールは、3月22日時点で360億ドル以上の運用資産を持つ世界最大のデジタル資産運用会社だ。運用資産は、ビットコイン(BTC)が史上最高値を記録した2021年11月に600億ドル超に達した。