デジタル資産運用のグレイスケールは、ビットコイン(BTC)購入の手綱を緩める兆候を見せていない。1月13日以降に約4万BTCを追加している。わずか16日間で約13億6000万ドル相当のビットコインを購入したことになる。

このような積極的な買いの動きは、仮想通貨分析を手掛けるグラスノードのCTOであるラファエル・シュルツクラフト氏によって指摘された。シュルツクラフト氏はまた、2021年にマイニングされたBTCが2万6000BTCであることにも触れている。つまり、グレイスケールはマイニングのペースよりも速く、ビットコインを購入していることになる。

もしグレイスケールが今のようなハイペースでビットコインを購入し続ければ、2021年末までに91万2500BTCを購入することになる。これはビットコインの供給量の5%にものぼる。

グレイスケールは2020年に50億ドル相当のビットコインを購入し、運用資産額は200億ドルを突破している。

グレイスケールによるBTCの大量購入は、ビットコイン価格にも大きな影響を与えるとする見方もある。

1月13日にグレイスケールのビットコイントラストが再開してから、48時間以内にBTCは20%以上の上昇を記録した。とはいえ、1月18日以降、グレイスケールの購入があっても、ビットコイン価格は調整に直面している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン