米国で2020年12月29日に行われた新型コロナウイルスの景気刺激策で、600ドルの現金給付が行われた。最近のビットコインの価格上昇から、この600ドルをビットコインに投資していれば、すでに22%の利益を得ていることが示されている。

米国政府は資格保有者に無料で資金をばらまいているが、注目すべきは、どれだけ多くの人が600ドルをビットコインに投資するかだ。

4月の受給額、1200ドルが5倍に

今回の現金給付は1月15日までに終了する見込みだ。現金給付をビットコインに投資した場合の価格をモニタリングするウェブサイト「Bitcoin Stimulus」によると、初日に600ドルを受け取り、ビットコインに投資していればすでに129ドル上昇したことが示されている。

(出典:デジタル・アセット・データ「2021年のビットコインとイーサリアムのパフォーマンス」)

ビットコインとイーサリアムは2021年の初めの週で、投資収益率の点で他の全て仮想通貨を圧倒している。

大手メディアは現金給付によって株式や消費財の投資が増加すると報道する中、2020年4月に1200ドルを得た人々がビットコインに投資していれば現在は6000ドルまで増加していることが示されている。

Bitcoin Stimulus
(出典:Bitcoin Stimulus

これは現在の金融環境から利益を得る方法を示している。ビットコインを購入して保有するだけで、多くの株式トレーダーを凌駕することができる。

ファンドマネージャーのオースティン・リーフは現金給付について、次のようにツイートしている。

「給付金はビットコインに換金すべきだろう。600ドルは1週間で2000ドルになる」

ビットコインは32000ドルで終わらない

多くのトレーダーは、すでに2021年には昨年のパフォーマンスに匹敵する、あるいは上回るビットコインの見通しを確信している。

半減期を迎えた翌年は、ビットコインが上昇することが歴史的に示されており、調整は2022年に起こると想定されている。

(出典:ツイッター「半減期をまたいだBTC/USD価格」)

半減期ごとに価格上昇を示すデータがある。前回半減期の高値が20000ドルであることから、歴史的にビットコインがこの価格帯を下回ることはないことを示している。

2017年から2020年の半減期では高値は1600%上昇した。2013年と2017年は3500%だ。2020年5月から現時点ではまだ75%の上昇にとどまっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン