法人向けブロックチェーン「オントロジー(ONT)」用のスマートコントラクト開発ソフト群(ont_dev_platform)が、グーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)のマーケットプレイスに追加された。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、マイクロソフトのアジュール(Azure)で2018年12月に提供済みで、「主要クラウドサービスのマーケットプレイスに開発プラットフォームを提供している、パブリックブロックチェーンの1つ」となったとしている。ONTが、2月23日に公開したブログ記事で発表した。

GCPに追加されたont_dev_platformは、ONT用スマートコントラクトを開発するためのツールセットにあたり、ブロックチェーン上のトランザクション履歴を確認するブロック・エクスプローラー、スマートコントラクト統合開発環境(IDE)の「スマートX(SmartX)」、テスト環境などが含まれている。

ont_dev_platformは、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、マイクロソフトのアジュール(Azure)で2018年12月に提供済みとなっており、ONTは、今回の追加によって「主要クラウドサービスのマーケットプレイスに開発プラットフォームを提供している、パブリックブロックチェーンの1つ」となったとしている。

ONTは、時価総額17位(コイン・マーケット・キャップ)のネオ(NEO)を展開するブロックチェーン関連中国企業、オンチェイン(OnChain)によって立ち上げられたもの。企業がブロックチェーン技術を利用しやすくすることを目的とし、ホワイトペーパーでは次のように説明している。

オントロジーは、分散型IDシステム、分散型データ交換、分散型データコラボレーションなどを組み合わせたブロックチェーン・分散型台帳ネットワークである。これにより、異なるブロックチェーン、異なるシステム、異なる業界、異なるアプリ、異なるデバイスを結ぶ、ピアツーピア(P2P)ベースの信用情報・認証システム基盤を構築できる。

先週末の価格急騰を受けて、ONTは時価総額トップ20(コイン・マーケット・キャップ)にランクインした後、記事執筆時点では21位に下落した。