グーグルは2日、仮想通貨のマイニング・スクリプトを含むブラウザ拡張機能を、クローム・ウェブ・ストアへ登録するのを禁止したとブログで発表した。
グーグルは、ユーザーに同意を得ずに、バックグラウンドでマイニングをする、いわゆるクリプトジャッキングを実行する拡張機能が同ストアで増加していると指摘。ユーザーのCPUを無断利用し、システム・パフォーマンスに悪影響を与えているとして、全面禁止に踏み切る。
すでに公開されているものに関しては、6月下旬にストアから削除する。マイニング以外のブロックチェーン関連の拡張機能は今後も受けつける。
グーグルはこれまで、マイニングのみを目的とし、ユーザーに適切な情報を提供することを条件に、仮想通貨マイニングの拡張機能を認めていた。しかし、同ストアに登録を試みたマイニング・スクリプトを含む拡張機能の9割は、この条件を満たしていなかったことが分かった。
グーグルは今月に入り、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)を含む仮想通貨関連の広告を今年6月から全面禁止すると発表している。