GMOインターネットは23日、日本円と連動したステーブルコイン「GMO Japanese YEN(GYEN)」について、「土台となるブロックチェーンの内部実証実験」を開始したと発表した。GYENは2020年上半期の提供開始に向けて準備が進められている。

GYENは、GMOグループの海外戦略における統一ブランド「Z.com」を通じて海外で発行される予定だ。GMOは仮想通貨の決済領域において価格が安定するステーブルコインは有用とみており、「将来的にボーダレスな決済・取引通貨としての仮想通貨の活用や、フィンテック分野におけるブロックチェーン技術の活用」を見据えている。

GMOインターネットの熊谷正寿会長兼社長は、昨年10月にコインテレグラフジャパンのインタビューに答え、通貨の未来は従来型の仮想通貨とステーブルコインになると語っていた

「貝から始まった通貨が、金になり、紙幣になり、プラスチックカードへと進化してきた。次はスマートフォンが通貨になると考えている。そこに入るのは仮想通貨×ステーブルコインだ」

【関連記事:GMO熊谷氏「仮想通貨テザーの日本円版目指す」 日本円連動ステーブルコインを19年度に発行へ

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン