GMOインターネットはタイの現地法人GMO-Z.com Cryptonomics (Thailand)が22日から仮想通貨取引所「Z.com EX」の運営を開始したと発表した。Z.com EXはタイ証券取引委員会やタイ財務省から認可を取得している。

取り扱い銘柄はビットコインやイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラの6種類。モバイルアプリについては2021年3月下旬の運営開始を予定している。

GMOインターネットは進出の背景として、仮想通貨やデジタルトークンが暗号資産として法律で定義されていることやタイ中銀が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証実験に積極的であることなどを挙げた。また2021年1月には国内暗号資産取引量が月間で3300億円を超えていることを理由とした。

GMOは現在、海外での仮想通貨事業を積極的に進めている。2020年12月には、米国で世界初となる日本円裏付けのステーブルコインが認可された。特に規制が厳しいニューヨーク州での認可となり、今後の展開が期待されている。