ドイツで第2位の規模を誇る証券取引所、ベールゼ・シュトゥットガルトの子会社ゾーワ・ラブスは、今年中に仮想通貨取引アプリをリリースすると発表した

 アプリ「バイソン」は、今年9月に提供開始予定で、まずはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETC)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の取引に対応する。アプリのウェブサイトによれば、今後、取扱銘柄を増やす計画。ビーソンはまた、取引手数料を課金しないこともうたっている。まずはドイツ版アプリが公開され、その後、英語版も利用可能になる予定だ。

 ゾーワ・ラブスの取締役、ウーリ・スパンコウスキー博士は以下のように話す。「バイソンはデジタル通貨での取引を容易にする。これは、従来型の証券取引所によって運営される世界初の仮想通貨アプリだ」。

 ベールゼ・シュトゥットガルトは昨年12月、ゾーワ・ラブスの株式を100%取得し買収した。ベールゼ・シュトゥットガルトの取締役会の一員であるアレグザンデル・ヘプトネル氏によれば、同社のデジタル戦略の一部を達成するのにゾーワ・ラブスの買収が役立ったという。正確な買収額は明らかになっていない。