ドイツのオルタナティブ投資ファンドXolaris Service(ゾラリスサービス)が、ビットコイン採掘業にフォーカスしたプライベートエクイティファンドを立ち上げた。同社が11月29日に発表したリリースの中で明かした。

Xolarisによるとビットコイン(BTC)価格の下落にも関わらず、顧客からの仮想通貨投資についての問い合わせは絶えないという。

同ファンドの最小投資参加額は25万ユーロ(約3230万円)で、全体の発行額は3000万〜5000万ユーロ(約39億〜65億円)が予定されている。まずスウェーデンにある仮想通貨マイニング施設の拡大に投資する予定という。

「プロの投資家から規制を受けた仮想通貨関連商品のリリースを常に求められてきたことが背景」(同社幹部ステファン・クライレ氏)

コインテレグラフでこれまで報じてきたが、ビットコイン価格が約3500ドル(約40万円)へと下落したことによって、多くの仮想通貨採掘業者の収益性が激減。中国では大量の仮想通貨採掘機器が大量に破棄されている状態だ。また、米拠点の仮想通貨採掘業者ギガ・ワットは先週破産申請を行っている。

一方でパラグアイ政府が世界最大のビットコインマイニングファームを作るプロジェクト「ゴールデン・グース」を承認、支援すると発表するなど強気派もまだ残っているようだ。