仮想通貨レンディング企業のジェネシスは、2019年第4四半期までに同社設立以来、過去最高の成績を収めた。

1月30日のプレスリリースによれば、ジェネシスは18年3月の設立以来、42億5000万ドル以上の融資を行った。ジェネシスは機関投資家向けに10億ドル以上の融資と借入を行った。19年第4四半期のアクティブなローンの合計は5億4500万ドルにのぼる。これは第3四半期の4億5000万ドルと比較し、23%増加した。

ジェネシスはビットコイン(BTC)などの仮想通貨の価格が第4四半期に下落したにもかかわらず、アクティブなローンが増加したことを強調した。またビットコインへの関心が高い一方で、米ドルベースの借入額も増加し続けており、10年第4四半期のローンのポートフォリオの37%を占めている。

成長する仮想通貨ローン市場

ブロックチェーン企業グレイチェーンのレポートによると、2019ねん12月時点で、仮想通貨ローンの市場は47億ドル相当にのぼると推定されている。仮想通貨融資プラットフォームの数は急速に成長している。

2018年以降、仮想通貨ローンの需要は増大している。19年第1四半期には5400件以上の新規ローンが行われた。貸出量も増加しており、第1四半期の貸出量は6480万ドル、第2四半期には1億5930万ドルのローンが行われた。

最近、仮想通貨レンディング大手のブロックファイはライトコイン(LTC)とUSDコイン(USDC)のサポートを追加した。またセルシウス・ネットワークは、ウォレットに預けられた仮想通貨に複利を導入すると発表している

【関連記事:仮想通貨で金利を稼げるブロックファイ、ライトコインとUSDCを追加へ

【関連記事:仮想通貨預金に対して複利提供、仮想通貨ウォレット・レンディングのセルシウスが発表