キャメロン・ウィンクルボス氏とタイラー・ウィンクルボス氏が支援する仮想通貨取引所ジェミナイは、米証券取引委員会(SEC)による執行措置が終結に向かいつつある中、マイアミ近郊に新オフィスを開設する計画だ。
3月31日にSterling Bay Propertiesが投稿した内容によると、ジェミナイはマイアミのウィンウッド・アート・ディストリクトにあるオフィススペースの賃貸契約を結んだ。この移転により、ジェミナイは欧州およびニューヨークに続き、フロリダ州にも拠点を広げることになる。同州には複数の仮想通貨企業が本社を構えている。
ブルームバーグによれば、ジェミナイは5月までにマイアミのオフィスへ移転する予定だという。コインテレグラフは同社にコメントを求めたが、記事公開時点では返答を得られていない。
規制問題の解決へ?
フロリダ州への移転は、連邦判事がジェミナイ・グローバル・キャピタルに対するSECの訴訟を60日間停止するよう命じたタイミングで行われた。この猶予期間は「和解の可能性を当事者間で探るため」とされている。
このSECによる執行措置は2023年1月に提起されたもので、ジェミナイが「Gemini Earn」プログラムを通じて未登録証券を提供・販売したとするものだった。
キャメロン・ウィンクルボス氏は今年2月、SECがジェミナイに関する別件の調査を終了したと述べている。またジェミナイは、2017年のビットコイン(BTC)先物申請に関連し、「虚偽または誤解を招く陳述」を行ったとして、米商品先物取引委員会(CFTC)から課された500万ドルの罰金に1月に合意している。
ジェミナイは今年初め、非公開で新規株式公開(IPO)を申請したと報じられている。同社は2021年にも、米国内の他の仮想通貨企業に先んじてIPOを検討していた可能性がある。
フロリダ州には、州所得税がないことや、仮想通貨に比較的寛容な規制環境があると見なされていることから、複数の仮想通貨企業が地域オフィスを構えている。リップル社もウィンウッド地区にオフィスを持ち、ビットコインマイニング企業のMARAホールディングスはフォートローダーデールに本社を置いている。