イランによる米軍基地へのミサイル攻撃を受けてリスク回避の動きが鮮明となり、ドル円は107.64円、ポンド円は141.12円まで円高が進んだ。

イラン革命防衛隊は、米軍基地への攻撃について、米軍が先週にソレイマニ司令官を殺害したことへの報復だと表明した。

ただ、イランが国連安保に、「戦争は求めていない」という書簡を送っていることが判明したとの報道で買い戻しが入り、13時28分時点のポンド円は142.29円とNY市場終値とほぼ変わらずの水準になっている。

しかし、米国が今後どうでるかが最大の焦点で、緊迫ムードは続いている。しばらくポンド円は、中東情勢のヘッドラインで乱高下する展開となるだろう。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 141~143円

中東情勢の緊迫が続く中、方向感がでづらい展開となっている。上値は20日移動平均線(143円)が意識されているが、下値も一目均衡表の雲がサポートになっている。ただ、141円を割れこむと下値模索になる可能性があるので注意が必要だ。