昨日は英10年債利回りが0.336%と過去最低を更新。英中銀イングランド銀行が米利下げに追随するとの観測もありポンド売りが優勢になったが、その後買い戻しが入った。

IHSマークイット/CIPSが発表した、2月全セクター購買担当者景気指数(PMI)は53.0と前月の52.8から上昇し、2018年9月以降で最高になった。注目のサービス部門PMIは53.2だった。足下では改善傾向を示しているが、先行きリスクは高まっている。

イングランド銀行のカーニー総裁は、新型コロナウイルスが経済に大きな影響を及ぼす可能性があると指摘している。一時的な戻りはあっても、ポンド円の上値は重いだろう。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 137~139円

昨日は138.68円まで上昇して200日移動平均線(137.7円)を上回って引けた。しかし、英10年債利回りが過去最低を更新していることや、イングランド銀行による利下げ観測があるので、上値は重いだろう。本日も200日移動平均線を意識した展開になりそうだ。