仮想通貨取引所FTXの日本法人であるFTXジャパンは、2月21日正午に出金を再開して以来、22日午後9時までに個人口座で3453件、法人で94口座が出金サービスを利用したと報告した。
仮想通貨と法定通貨での円換算合計額では、およそ66億円が出金された。さらに7,026人の口座保有者がFTXジャパンからリキッド・ジャパンに資金を移動し、仮想通貨の出金が5,697件、法定通貨での出金が1,947件だった。
出金は日本時間2月21日午後12時に3カ月以上ぶりに再開された。
FTXジャパンは2022年11月に親会社が破産を申請した際、システムが正常に機能せず、約900万人の利用者の資産を凍結していた。FTXジャパンは、日本の改正資金決済法に基づいて信託銀行に資産を保有していた。
「出金・出庫サービスの進捗状況について」を掲載致しました。こちらをご確認ください。https://t.co/dtGj9C0PLV
— FTX Japan (@FTX_JP) February 22, 2023
一方で、米国での破産手続きのため、FTX USを含むほとんどのFTXユーザーは、11月以降、資産を引き出すことができていない。訴訟はデラウェア州連邦破産裁判所で進められているが、裁判官は独立した調査官を任命する申し立てを、費用がかかることを理由に却下している。