FTX破綻による影響は、Web3と仮想通貨のエコシステムを超えて広がっている。フィナンシャルタイムズの報道によると、米マイアミのナイトクラブは、FTX崩壊によってマイナスの影響を受けているとのことだ。

ナイトクラブのオーナーによると、若い仮想通貨オタクたちが、シャンパンシャワーで贅沢をしたり、クラブで5万ドルの豪遊をしたりしていたが、ナイトライフシーンから完全に姿を消したそうだ。

モクシーホテルグループの飲食部門のディレクターであるアンドレア・ヴィメルカティ氏は、フィナンシャルタイムズ紙に「彼らは最も高価なシャンパンを12本や24本注文し、それを飲まずにただシャワーを浴びていた」と語る。ナイトクラブのスタッフによると、成金起業家たちは、デジタルウォレットを取り出し、自分たちが稼いでいる金額を自慢しながらクラブを歩き回っていたそうだ。

しかし、FTXの予期せぬ倒産、資金の喪失、仮想通貨の価格下落は、マイアミのナイトライフシーンを完全に変えてしまった。かつてナイトクラブで散財していた若い仮想通貨起業家たちは、FTXの崩壊後、目に見えて姿を消したという。

マイアミのナイトクラブ「E11even」の運営パートナーであるギノ・ロピント氏は、自分の施設が仮想通貨決済を受け入れ始めたら、2021年4月から12月の間に600万ドル相当の取引を処理したと話している。しかし、この3カ月間、クラブは約1万ドル相当の取引しか処理していない。

FTXの破綻以来、多くの企業や個人が影響を受けている。直近では11月28日、BlockFiが連邦破産法11条の適用を申請した