12月1日の「グッドモーニングアメリカ」のインタビューの中で、FTXの元CEOのサム・バンクマン-フリード氏(通称SBF)は、FTXは「ポンジスキーム」ではなく「本当のビジネス」であると主張している。

また、兄弟会社アラメダ・リサーチCEOだったキャロライン・エリソン氏が主張したとされる、FTXの顧客預金がアラメダの債権者への支払いに使われたことについて、元CEOはまったく知らなかったと語った。

またバンクマン-フリード氏は、FTXのリスク管理に時間や労力をかけていなかったことを認めた。

「そこには何か大きな間違いがあったのかもしれない。それは、私が努力さえしていなかったということだ。例えば、FTXのリスク管理に時間や労力を使っていなかった、それは明らかに間違いだった」

「FTXでリスクマネジメントを1日1時間考えていたら、あんなことにはならなかったと思う」とバンクマン-フリード氏は付け加えた。

FTX破綻後、この元億万長者は財産を失ったと言われている。以前は200億ドルと評価されていた純資産があったが、現在は銀行口座に10万ドルしかなく、ATMカードも1枚しかないと主張している。

今後バンクマン-フリード氏は、規制や法的なプロセスを経て、「今後、自分に何ができるのかに集中すること」に重点を置くと語った。

このインタビューが放送された数時間後、元CEOは自身のツイッターアカウントで、11月30日にライブ配信された別のインタビューでの発言について詳しく説明した

このツイートでは、連邦破産法第11条の適用を申請した時点では、「FTX USに支払能力があり、すべての米国の顧客が救済されると確信していた」とSBFは主張している。SBFによれば、「私の知る限り、現在もそうだ」という。そして「なぜ米国の出金が停止されたのかはわからない」と付け加えた。