中国の外国為替規制担当が仮想通貨に対応するために外国為替市場の改革を進める考えを明らかにした。24日にロイター通信が報じた。

中国国家外貨管理局(SAFE)の副局長ルー・レイ氏は、北京のフォーラムに登壇し、次のように述べた。

「仮想通貨に対応するために外国為替市場の改革に関する研究を進める。また、新たな状況下で外国為替の規制と技術システムを構築する方法を模索する」

また同氏は、クロスボーダーでの金融取引のためにブロックチェーン技術を適用する範囲を段階的に拡大する予定を明かした。

中国では10月末の習近平国家主席のブロックチェーン推進発言以降、ブロックチェーンへの機運が急速に高まっている。

ただビットコインなど仮想通貨に対する風当たりは厳しいままだ。

最近も中国人民銀行の幹部が、ビットコインやステーブルコインを「投機目的」と批判しデジタル人民元とは性質が違うと発言した。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン