米連邦準備理事会(FRB)は18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2回連続の利下げに踏み切った。しかし、今後の利下げについてはメンバーの中で意見が割れており、不透明な状況となっている。金融緩和が追い風になると見られるビットコインだが、今回の政策発表後の反応は限定的だった。
(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」)
FOMCの声明文は、日本時間の午前3時頃に発表された。
FRBは、18日のFOMCで政策金利を0.25%引き下げた。声明文の中で経済見通しに「不確実性が残る」とし、「成長持続へ適切な行動をとる」と述べた。マーケットでは年内の追加利下げに含みをもたせたと捉えられている。
ただ、FOMCのメンバーによる利下げ見通しを示すドットチャートによると、年内の利下げに関して意見が割れた。
2回連続の利下げを受けて、モルガン・クリーク・デジタル創業者のアンソニー・ポンプリアーノ氏(ポンプ)は、「ビットコインへのロケット燃料だ」とツイートしている。
ただ今回の0.25%の利下げは織り込み済みだったこともあって、ビットコイン価格の反応は限定的となっているようだ。
中央銀行の金融緩和はビットコインにとって追い風になるとみられている。
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