金融情報サービスのフィスコの株価が大幅に下落し、年初来安値を更新した。7日に12月期の連結最終損益を3億2800万円の赤字から23億5700万円の赤字に下方修正したことが、売り材料になったとみられる。

フィスコは下方修正の理由として、「仮想通貨の市場価格が下落傾向にあることや仮想通貨交換所間の仮想通貨の差額が減少しているためトレーディングやアービトラージなどの運用額を圧縮させたこと」を理由にあげている。

先月、フィスコの持分法適用会社にあたるフィスコ仮想通貨取引所(FCCE)は、9月に巨額ハッキング事件を受けたZaifの事業の引き継ぎを完了させた。