フィンテック企業の株価30%下落、SECによる捜査発表で

 フィンテック企業のロングフィンの株価が、米証券取引委員会(SEC)が同社の取引に関し捜査を行うとの発表を受けて30パーセント下落した。米報道局CNBCが3日に報じた

 ロングフィンは2日、SECへ提出した財務報告書の中で捜査について明らかにした。ロングフィンの株式は今日、1株9.89ドルで取引され、30.89%安で大引けとなった。同社の株式は今年、これまで82.43%下落している。

 ロングフィンは、ナスダックに上場しているフィンテック企業(LFIN)で、時価総額は昨年12月、ブロックチェーン技術を使用したスマートコントラクトとマイクロレンディングに特化した企業のジディー・ドットコム(Ziddu.com)を同社が買収した2日後には1000%以上急騰した。

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LFIN Stock Chart Dec. 2017-April 2018

出典:nasdaq.com

 SEC法規執行局は先月5日、ロングフィンの株式の取引について捜査を行うとを同社に通知し、同社の新規公開株(IPO)及びジディー・ドットコム買収に関する資料を求めた。ロングフィンは財務報告書の中で、SECの捜査に協力する強い意向を表明した。

「この書類要請に対応しているところであり、捜査に関してSECに協力する。SECは連邦証券法に対する違反があったかどうかを明らかにしようとしているが、捜査をもって、法律に違反していたとSECが結論づけたという意味ではない」

 ロングフィンのベンカット・ミーンバリCEOでさえ「この時価総額は正当な根拠があるものではない。自分でIPOの価格は5ドルと見積もっていた」と述べ、昨年12月に起きた株価の急騰が妥当ではないと認めている。

 SECは今年1月、ブロックチェーン義技術をめぐり、人々の間に広がった熱狂状態を利用し、株価を操作した企業を厳重に取り締まると発表していた。

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