カナダの投資会社カナコード・ジェニュイティーは、ビットコイン(BTC)が2021年に2万ドルに到達すると改めて予想した

カナコードの予想の根拠は、2011年~2015年と2015年~2019年のそれぞれ4年間のビットコイン価格サイクルの類似性だ。カナコードは、もし同じトレンドが続くなら、過去最高値である2万ドルには2021年3月に到達することになると予想した。

Bitcoin price cycles

(出典: Canaccord Genuity「ビットコインの価格サイクル」)

カナコードは、この周期の要因として、4年に1度起きるビットコインのマイニング報酬の半減期をあげた。

ビットコインの取引を承認するマイナーに対する報酬は、1ブロックあたり50BTCで開始。21万ブロックごとに半減される仕組みで、これまで2回報酬の半減が行われた。現在の報酬は12.5BTC。報酬が6.25BTCになる日は、現在のところ2020年の5月23日と推定されている

カナコードは、今年3月にも同様の予想を出した。

またカナコードは最近のビットコイン価格上昇の要因も分析。おそらく最も重要なのは、米金融大手フィデリティの動きだと指摘した。

フィデリティ、今年3月、一部のクライアントに対して仮想通貨のカストディ (資産管理)サービスを開始。さらに今月6日には、機関投資家向けのビットコイン(BTC)取引サービスを「数週間で」始めると報じられた

このほかカナコードは、仮想通貨投資ファンドであるグレイスケールの「金をやめよう」キャンペーンフェイスブックナイキなどの動きをポジティブ材料としてあげた。

翻訳・編集 コインテレグラフ 日本版