米総合格闘技(MMA)団体UFCのマテウス・ニコラウ選手は、ビットコインでファイトマネーを受け取ることを選択した。

発表によると、UFCフライ級でランキング第8位であるニコラウ選手は21日に初めてビットコインで収益を受け取った。

ブラジル出身のニコラウ氏はBTCを選択をした理由の1つとしてインフレ上昇へのヘッジ手段のためだと述べている。ニコラウ氏はビットコインを獲得することでお金が無駄になることを心配せずに済むと述べ、次のように付け加えている。

「私は自分のお金を苦労して稼いでいる。そのために血も流している。MMAは自分が持っているものすべてを投入する激しいスポーツだ。私は常に戦っている一方で、常にお金を失っているような気がする。そして私は、ビットコインを解決策として選んだ」

ニコラウ選手と同時に、彼のマネージャーであるビニシウス・ラス・カサス氏もビットコインで給料の一部を受け取るという。「私たちはビットコインに対して非常に強気であり、この最新の取引でビットコインの福音を広めることを目指している」とラス・カサス氏は述べている。

発表によれば、ニコラウ選手はビットコインでファイトマネーを受け取る2人目のUFCファイターだ。今年1月、UFCヘビー級ファイターであるフランシス・ガヌー選手はUFC270の賞金の半分をビットコインで受け取ると発表していた