フェイスブックの仮想通貨リブラの専用ウォレット「カリブラ」のロゴを巡るパクリ疑惑が、ついに訴訟にまで発展した。
米デラウェア州の金融サービス企業フィンコ・サービスは10日、フェイスブックとロゴのデザイン会社を相手取り、ニューヨークの連邦裁判所で訴訟を起こした。商標権侵害や不正競争などを主張している。
この問題は、フィンコサービスが提供するオンラインバンキング「カレント」のロゴが、「カリブラ」のロゴと酷似しているという問題だ。
6月にフェイスブックがリブラの構想を発表した直後にこの問題が浮上していた。
出典:@current
しかも、米CNBCによれば、カレントのロゴとカリブラのロゴはどちらもサンフランシスコのデザイン会社が担当していた。このため、デザイン会社がデザインを流用したのではないかとも言われていた。
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災難続きのリブラ
11日、仮想通貨リブラの発行体となるリブラ協会からVISA、マスターカード、イーベイ、ストライプ、マーカドパゴの5社が離脱することが明らかになったばかりだ。
既にペイパルが撤退を表明しており、離脱する企業は6社となった。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版