米ペイパル、リブラ協会参加を正式に見送り フェイスブックの独自仮想通貨に痛手

決済企業大手のペイパルは、フェイスブックの独自仮想通貨リブラの発行体となるリブラ協会に参加しないことを正式に認めた。10月4日、同社広報担当者がコインテレグラフにリブラからの撤退することを明らかにした。

英フィナンシャルタイムズが3日、ペイパルがリブラ協会に参加しない方針であることを報道。FTによれば、米ワシントンDCで開かれたリブラ協会の加盟組織が集まる会合に、ペイパルだけが出席しなかった。

ペイパルはコインテレグラフにリブラから撤退することを認めた一方、今後も協力する方法を模索する考えを明らかにした。

「私たちは、リブラの構想を支持し続け、将来一緒に働く方法について継続的な対話をしていくことを望んでいる。フェイスブックはペイパルの長年にわたる価値ある戦略的パートナーであり、今後も様々な領域でフェイスブックとパートナーを組み、サポートをしていく」

FTの報道によれば、ペイパルがリブラから撤退する理由は、フェイスブックがマネーロンダリング対策の懸念などに十分な対処をしてこなかったことで不信感を募らせているためだという。また規制当局の詳細な検査対象となることについて忌避感もあったとされる。

フェイスブックで仮想通貨リブラの責任者を務めるデビッド・マーカス氏は過去にペイパル社長を務めていただけに、今回のペイパル離脱はリブラにとっては痛手となりそうだ。

また米ウォールストリートジャーナルによれば、VISAとマスターカードもリブラ参加について「再考」している状況だ。

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