欧州証券市場監督局(ESMA)は28日、仮想通貨ベースの差金決済取引(CFD)含む多数の金融デリバティブに関する規制の期限延長をすることを決定したと発表した。8月1日に施行された規制は、11月1日から新たに3ヶ月間更新される予定だ。
CFDは、取引開始時から終了時点において発生した差額分を決済する取引。
ESMAは、個人向けCFDの提供に関連する「投資家保護における重大な懸念」により、 今回の措置を講じるに至った。
仮想通貨CFDのレバレッジ制限は以前は5:1だったが、規制が施行された8月以降は2:1に固定されている。この規制の期限は来年1月となっている。
ESMAは3月、仮想通貨のアセットクラスとしての特異な特徴のために、仮想通貨CFDのようなデジタル資産への接触機会を提供するもの密に監視し、より強力な規制が必要か調査すると述べていた。