仮想通貨イーサリアム(ETH)のハードフォーク、コンスタンチノープルの延期をめぐって、イーサリアムのコア開発者のピーター・シラジー氏は18日、「延期は2月27日まで続く予定」と発表した。
Seems we're going with block 7.28M for the #Ethereum Constantinople refork scheduled for the 27th of February! Will be a single fork on mainnet and a post-Constantinople-fixup fork on the testnets to get them back in line feature wise with the main network.
— Péter Szilágyi (@peter_szilagyi) 2019年1月18日
より効率の良いアルゴリズムへの一歩と見られるハードフォーク、コンスタンチノープルは、16日、リエントランシ攻撃とよばれるスマートコントラクトにありがちな脆弱性が発見されたことにより、延期されていた。延期前は、ハードフォークは第708万ブロック以降に適用される予定だったが、今回の発表によって728万ブロック以降に適用されることが決まった。
イーサリアムコミュニティ内の多くがコンスタンチノープルを支持しているため、ビットコインキャッシュ(BCH)の時のように混乱は起きず、新たな仮想通貨は生まれないと見られている。
ただ理論上、アップグレード前のイーサハッシュを好む新たな仮想通貨が誕生する可能性もある。実際、コンスタンチノープルでは、1ブロックあたりの報酬を3ETHから2ETHに削られるため、以前のブロックに残るインセンティブがない訳ではない。
16日に延期が決まったことで仮想通貨相場は下落に転じていたが、セキュリティの脆弱性が発見されたハードフォークを「直前で食い止めた点などコミュニティーが機能している点を評価する声」も出ていた。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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