イーサリアムのブロックチェーンのブロック生成にかかる平均時間が減少したことが確認された。

イーサスキャンによると、1月1日から1月4日までで、ブロックチェーン上の1日のブロック生成時間が17.16秒から12.96秒に減少した。

イーサリアム
出典:イーサスキャン「イーサリアムのブロック生成の平均時間 3月3日〜1月4日」

イーサリアムは2日にハードフォーク「ムーア・グレイシャー」が有効化された。ムーア・グレイシャーの目的は、「ディフィカルティボム」と呼ぶマイニングの難易度調整メカニズムの適用を遅らせること。ネットワーク上で新しいブロックを確認するのに必要な時間が増加し、トランザクションの確認を待機するため、イーサリアムの使いやすさが低下してしまう懸念が指摘されていた。

今回ブロック生成時間が減少したことでマイニングされるブロック数が増え、ETHの供給量が増加する。

イーサスキャンのイーサリアムのブロック数とブロック報酬のグラフによると、1月1日にマイナーは4980個の新しいブロックと1万237個のETHを生成した。一方、1月4日には6570の新しいブロックと1万3437個の新しいETHを作成した。ブロック数が約32%増加し、ブロック報酬が31%以上増加した。

イーサリアム
出典:イーサスキャン「イーサリアムのブロック数と報酬 3月3日〜1月4日」

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