イーサリアム(ETH)は第3四半期に対ビットコインで75%上昇した。直近では値動きの鈍化が見られるものの、トレーダーの間では2025年中に5000ドルに到達するとの期待が依然として強い。
グラスノードのデータによると、先物市場では依然としてETHへの関心が高く、建玉シェアは43.3%と過去4番目に高い水準にある。ビットコインは56.7%を占めている。一方、イーサリアムの永久先物の取引高シェアは67%に達し、史上最高を更新した。これは、ETHへの取引高のシフトが史上最大規模となっていることを示唆している。
クリプトクオントのアナリスト、Crazzyblockk氏は、ETHの上昇局面に不可欠な「重要条件」として4580ドルの水準を挙げた。同氏によると、この水準は蓄積と取引所からの流出コストベースに関連しているという。4580ドルを上抜ければ、市場心理を反転させ、5000ドルへの道を開く可能性がある。
9月26日には128万ETH(約53億ドル相当)が長期保有アドレスに移動しており、この条件達成の可能性を後押ししている。現状では4100ドル付近が、アクティブアドレスの平均取得コストと一致するサポートラインとなっている。
機関投資家の需要が牽引
直近のETH需要は主に機関投資家によって支えられ、流通供給が減少している。米国の現物イーサリアム上場投資信託(ETF)の純資産総額は、6月の103億ドルから9月には274億ドルへと急増し、7月から8月にかけて170億ドル以上が流入した。
さらに、ビットマインやシャープリンクが主導する戦略的イーサリアム準備は、7月1日の544万5458ETHから9月23日には1202万9054ETHへと121%増加し、評価額は約460億ドルに達している。
しかし、機関投資家による積極的な蓄積とは対照的に、個人投資家の関与は低下している。バイナンスにおけるネットテイカーボリュームはこの1か月間マイナスのままで、9月下旬にはその傾向がピークに達した。これは、アルトコイン市場全体が盛り上がる中でも、継続的な売り圧力が存在することを示す。
また、過去90日間の現物取引における買いと売りの差を示す「スポットテイカーCVD」指標は、7月末以降一貫して売り優勢のままであり、個人投資家が買いよりも売りを選んでいる構図が続いている。
もし個人投資家のフローがプラスに転じ、スポットテイカーCVDが買い優勢にシフトすれば、機関投資家による蓄積に個人投資家の資金が加わり、広範な市場モメンタムを加速させる可能性がある。
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