EOSブロックチェーンのメインネットが16日に技術的問題により一時停止していた問題は、17日には解消されたもようだ。EOSネットワークモニターの情報から明らかになった。
EOSネットワークモニターには現在、EOSブロック・プロデューサー(BP、ビットコイン・ブロックチェーンにおけるマイナーに相当)が「ただいま生成中」であると表示されている。
複数の情報筋が昨日、正式な稼働開始から48時間足らずでEOSメインネット(すなわちブロックチェーン)において、ネットワーク処理の「フリーズ」を引き起こす問題が発生したと指摘した。EOS BP候補者たちが9日に稼働決行を投票で決定したのち、このブロックチェーンは1週間近く経って稼働を開始していた。
EOSメインネットのステイタスを追跡するための専用テレグラム・チャンネルが昨日、この一時休止を受けてブロック・プロデューサーと「多くのスタンバイ・ノード」たちが問題の検出と修復のために電話会議を行ったと報告した。約4時間後、このテレグラム・チャンネルはメインネットが復活したことを報告した。
16日の「一時休止」について、ドージコインの制作者で仮想通貨解説者のジャクソン・パーマー氏は、潤沢な資金を受けたEOSプロトコルとそれを支援するコミュニティにとって、この状況が「深刻でないとは言いがたい」とツイートした。
So the #EOS blockchain was taken offline for 5 hours just days after launch due to a bug - until a centralized company (https://t.co/wD6EA0fSC5) issued a patch to block producers.
— Jackson Palmer (@ummjackson) June 16, 2018
...and this software had $4B in funding. Making it hard to not be critical folks 🤔 https://t.co/Z93qpkbxcS
ジャクソン・パーマー @ummjackson つまりEOSブロックチェーンは稼働開始からわずか5時間後、集権型企業(http://block.one)がブロック・プロデューサーにパッチを配布するまで、バグのせいでオフラインになったのだ。 ...そしてこのソフトウェアは40億ドルの資金を調達していた。深刻でないとは言いがたいね
EOSは6月1日、1年間のトークンセールを終え、推定40億ドル(約4426億円)を集めて、これまでで最大のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)となった。EOSは現在、コインマーケットキャップ によると時価総額94憶ドルで、第5位の仮想通貨となっている。このコインは10.53ドルで取引されており、本記事発表時点までの過去24時間で0.5%弱上昇している。