ブラジル人の大富豪、仮想通貨ビットコイン絡みのマネロン容疑で逮捕

ブラジルの実業家エイケ・バティスタ氏が、仮想通貨ビットコインを使ったマネーロンダリングの疑いで逮捕された。バティスタ氏はかつてブラジルで一番の大富豪とも呼ばれていた人物だ。コインテレグラフのブラジル版が8月8日に報じた。

ブラジルの捜査当局は、バティスタ氏が妻に代わってビットコインを取引したことを示すメモを発見したという(夫人は現在のところ、捜査の対象ではない)。捜査当局は次のように指摘している。

「容疑者の妻、フラビア夫人への捜査は行われていないが、商品や犯罪の手口を隠ぺいする目的で容疑者が妻の名義と口座を使用するというマネーロンダリングのよくある手段の証拠である可能性は極めて高い」

今回のバティスタ氏の逮捕は、パナマのTAG銀行の所有者エドアルド・プラス氏に絡むものだという。バティスタ氏と従業員の1人アンドラデ・コレイア氏が、「会社の資産を操作するために国内および海外の金融市場で株式を売買する」目的で、プラス氏の会社のひとつを利用したと見られる。

バティスタ氏とコレイア氏は、トロント証券取引所で違法な取引にも関与したとの疑いも出ている。また、2人は水面下の証券取引を利用していたとされ、ブラジルの当局は、8億ドル(約850億円)を違法に取引したとみている

報道によると、バティスタ氏は2017年2月にも逮捕されている。元州知事のセルジオ・カブラル氏に1650万ドル(約17億円)のわいろを渡した容疑で30年の禁錮刑の罪に問われていたが、2カ月で釈放された。

「世界で7番目の大金持ち」

経済誌フォーブスは以前、バティスタ氏を世界で第7位の大金持ちとして掲載している。2012年にはブラジルで一番リッチな人物とし、推定純資産は約150億ドル(約1.6兆円)ともされていた。石油、採鉱、エネルギー関連の運営で資産を築いたとされる。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版