外国為替概況:米中合意期待を背景にリスクオンが続く。ドル円は109円前後で推移

米中合意への期待の高まりを背景に、アジア時間の株式市場は概ね上昇している。午後1時38分時点の日経平均は0.40%高の2万3387円、上海総合指数は前日比横ばいの2906.08、香港ハンセン指数は0.02%高の26998.50となっている。

中国の劉副首相とライトハイザー通商代表、ムニューシン財務長官が電話会議を行い、第一段階の合意に向け引き続き協議することで合意したと中国商務省が発表した。また主要な協議事項についても議論が行われ、解決することで意見の一致をみたとされる。

昨日まで中国が知的財産権侵害に対する罰則を強化する方針を発表したことや第一段階の合意が非常に近いと環球時報が報じたことも合意への期待を高めている。

米10年債利回りは1.760%へと低下したが、ドル円は108.99円と円安で推移している。ドル円は200日移動平均線が108.94円にあり、これを超えて推移できるかが注目される。

英国では保守党が12月12日の総選挙におけるマニフェストを発表し、ブレグジット協定案をクリスマス前までに議会で審議すると公約したことで昨日英ポンド米ドルは上昇したが、本日は0.03%安の1.2894とほぼ横ばいで推移している。

米中貿易の影響が大きい豪ドル米ドルは上昇し、0.10%高の0.6784、ニュージーランドドル米ドルは0.09%高の0.6422となっている。

パウエルFRB議長は講演を行い、3回の利下げは消費者や企業の心理改善を助けたとし、緩やかな経済成長が続く限り、現状の金融政策は適切だと述べた。先日政策金利が高すぎると批判を続けるトランプ大統領と会談した後だけに注目されたが、目新しい発言はなかった。ユーロドルはほぼ横ばいで推移しており、1.1014となっている。